ビター・シュガー
「桃…」

「なに?何でも言って?」

「んじゃー…言わせてもらうけど…」

「うん!」


ぐっとハンドルを握る手に力が入る。
届け、俺のこの想い。

そんな気持ちを全て込めてから、少しだけ彼女の方を向いて、俺は言葉を1つ溢した。


「お前が好きだよ」


そして、俺は音楽のボリュームを上げて、そのまま車を走らせていった。

彼女の口から答えが出るのを阻むように……。



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