愛のかたち
『孝浩くんは、運命って信じる??』


『運命??』

いきなりの質問に驚いたように孝浩くんは聞いた。


『うん。孝浩くんとバイトが一緒になったのって偶然?必然?運命?』


孝浩くんは考え込むような顔をして


『どうなんだろうね。微妙。運命って言いたいけどね。』


『わたしたち、赤い糸???』


『あ、それ、俺見えるもん。』


そう言って優しくキスをしてくれた。



幸せってこんな感じなんだな。


今まで生きていたなかでもこんな心温まることあったかな、と考えるくらいだった。
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