愛のかたち
HRが終わると前も同じクラスで今やすごく仲良しの友美がこっちに来た。

『咲貴、しょっぱなからめんどいことになっちゃったね。』

ニヤニヤしながら言う友美は絶対からかってるし。


友美はセーラー服の制服のスカートの裾はかなり短くて紺のハイソが似合っている。

『うるさいな。なんでわたしが。絶対不向きじゃない??』

わたしはどちらかといったら派手な感じで毎日学校に行くとも限らないしどう褒めても素行がいいとは言えない。

『いいじゃん、2-2の美人委員長。浅田とは美女と野獣だけどね。』


何言ってんだか、このバカ。

わたしは友美から目線をはずして自分のバッグを肩にかけた。



『帰ろう。お腹減っちゃったし何か食べてかない?』

そう言うと友美も乗り気でついてきた。

友美は高1のときも同じクラスで結構気が合う。

友だちは多いけど友美はまた特別。



『咲貴ちゃん、友美ちゃんバイバーイ』

帰りに前同じクラスだった子に会うたび言われ、玄関でもまた違う子に言われた。

それに笑顔で返し、仲を取り持っておく。



『どこよってく~??』

友美が横で傘を振り回しながら言った。

わたしも傘をひきずりながら歩いて

『んー、重ーく食べたい!!』

お腹もすいてていっぱい食べたい気分だった。


『じゃあ、サバイバー行こうか!!』

それでわたしたちはサバイバーに向かった。



サバイバーは結構メニューが多くて量も多くておいしいお手ごろなお店。

ファミレスのようなもの。

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