愛のかたち
そして季節はクルクルと変わって行き、あっという間に夏になった。
高校のときは制服というものがあったけど大学になると私服だから相当お金がかかる・・・。
わたしは大学の近くでアイスクリーム屋さんのバイトをしている。
色んなアイスの種類を覚えられるし、時給もあのカプリよりはよくないけど楽だし人間関係は最高にいいので楽しい。
俊と入れ違いになって会えないときもあるけど・・・。
夏休み。
大学の夏休みは長い。
7月の終わりから9月いっぱいまで休み。
わたしは夕方からはバイト、それまでは俊といたり、美容専門学校に行った友美と遊んだり、直美や麻里恵や綾乃と遊んだりしていた。
そんなある夏の日。
この日、夕方まで仕事だった俊が今日バイトが休みのわたしのところに深刻な顔をして来た。
『俊、今日は知香ちゃんと3人で夜ご飯はおろしうどんだよ。』
いつものようにご飯の話をしていると
『咲貴、俺8月の中旬には引っ越すわ。アパート見つけた。』
『そっか。職場の近く??』
『いや・・・咲貴の大学の近く。1LDKで広いしいいとこなんだ。』
『・・・わたしの大学の近く?』
『うん、一緒に住もうよ。』
俊は少し笑ってわたしの手を取った。
『大学まで歩いて5分くらいなんだ。バイト先からだと歩いて10分くらい。原付だったらもっと早いよ。絶対便利だから。』
『━━・・・でもっ・・。俊の職場は遠いよ。30分はかかる。』
するとハハハッと笑うように
『俺は車だし日焼けも気にしないから。咲貴はいつも紫外線がどうのこうの言ってるだろ。近いと今よりましだろう。』
高校のときは制服というものがあったけど大学になると私服だから相当お金がかかる・・・。
わたしは大学の近くでアイスクリーム屋さんのバイトをしている。
色んなアイスの種類を覚えられるし、時給もあのカプリよりはよくないけど楽だし人間関係は最高にいいので楽しい。
俊と入れ違いになって会えないときもあるけど・・・。
夏休み。
大学の夏休みは長い。
7月の終わりから9月いっぱいまで休み。
わたしは夕方からはバイト、それまでは俊といたり、美容専門学校に行った友美と遊んだり、直美や麻里恵や綾乃と遊んだりしていた。
そんなある夏の日。
この日、夕方まで仕事だった俊が今日バイトが休みのわたしのところに深刻な顔をして来た。
『俊、今日は知香ちゃんと3人で夜ご飯はおろしうどんだよ。』
いつものようにご飯の話をしていると
『咲貴、俺8月の中旬には引っ越すわ。アパート見つけた。』
『そっか。職場の近く??』
『いや・・・咲貴の大学の近く。1LDKで広いしいいとこなんだ。』
『・・・わたしの大学の近く?』
『うん、一緒に住もうよ。』
俊は少し笑ってわたしの手を取った。
『大学まで歩いて5分くらいなんだ。バイト先からだと歩いて10分くらい。原付だったらもっと早いよ。絶対便利だから。』
『━━・・・でもっ・・。俊の職場は遠いよ。30分はかかる。』
するとハハハッと笑うように
『俺は車だし日焼けも気にしないから。咲貴はいつも紫外線がどうのこうの言ってるだろ。近いと今よりましだろう。』