愛のかたち
そしてついに20日がやって来た。

待ち合わせ場所は友美の家の近くの駅。

天気は快晴。

暑すぎるくらい。

今日ももちろん日焼け止めを塗りまくってる!!



友美はもちろん恵介くんのほうに乗ろうとしたが、

『グーとパーで別れて。』

と恵介くんが言った。

友美は不満そうだったが2人でグーとパーで別れてわたしはパーで友美はグーになった。

そして俊くんが

『俺、グー。』

と言った。

だが、友美は動く気配がなかった。


あぁ、そういうことか。

友美の考えに気付いて

『わたしもグー。』

そう言って俊くんのところへわたしは歩いた。

そして友美は恵介くんのところに行き、嬉しそうに話していた。


荷物があまり入らなかったのでわたしも友美も必死で荷物を持ち抱えてバイクに乗った。



そして1時間半ほどしたら別荘に着いた。

荷物が邪魔で結構しんどかったけど無事に着くとしんどいなんて言葉はすぐに吹っ飛んだ。


恵介くんの言う通り外見はすごく綺麗で場違いじゃないかと思うほどだった。

そこは人気のある砂浜の近くでクラゲもまだいないという砂浜。

徒歩3分ほどで砂浜に行けるなんてすごく嬉しかった。

別荘の中はというと、トイレもお風呂もあって大きいリビングに2階はロフトの作りになっていた。

テレビも冷蔵庫もキッチンもあって綺麗だし、最高の別荘だった。



わたしたちはテンションは最高に上がり、荷物を置いて着替え、早速海に出かけた。

わたしたちが着替えている間、俊くんと恵介くんで夕食に作るカレーの材料やお酒を買いに行ってくれた。

そのとき、友美が恵介くんに今日告白すると宣言した。
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