耐雪梅花麗〜愛〜
「お、沖田さん。少しよろしいですか?」

こんなことを男の人に聞くのは初めてだわ。緊張する。

「はい、いいですよー。どうしたんですか?」

「まあ、少しね……、江戸時代には、褌の簡易版みたいなものはないのでしょうか?」

「褌の簡易版ですか?ないですねえ。でも、なんでですか?」

「未来にはパンツ、とよばれるものがありまして、ふんどしみたい?に履くんです。いつもですよ。江戸時代には、ないのかな、と思いまして…」

「残念ながらないですね。」

そうかー。ということは下は裸?!恥ずかしいでしょ。無理だって。

「頑張ってここの時代の暮らしに慣れてくださいね。」

と、沖田さん。私のことも考えろ。
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