初恋以上、失恋未満
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「あっ、また本がない…!」

謎のイタズラに加担したあの日から気付けば四日が経って、また図書館へと来ていた。

借りていた本を返して、早足で向かう先は例の本棚。メモが残っているかにばかり気を取られていたら、私が元に戻したはずの本がまたもや忽然と姿を消していた。

「!メモ…」

メモ紙を引っ張り出して開く。元の文章に、自分が書き足した一言、それともう一文。

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遠い所からよく戻しに来ましたね

メモを見るまで、気付かなかったんです。


鈍臭い人ですね 料理本棚に紛れさせたと思うんですけど


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「返事が書いてある…!って、鈍臭いってなによぉ…」


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