わたしの願い



それからだ。お姉ちゃんがさらに孤立化したのは。

お母さんたちから話しかけられてもどこか上の空だった。

挨拶はするけど、話すことなんてほとんどなくなってて。

いつからかお母さんもお父さんもお姉ちゃんに話しかけることがなくなった。


最初に壁をつくったのはお姉ちゃんだった。

でもその原因をつくったのは紛れもないわたしだ。

いつも考えてた。お姉ちゃんに本当のことをいえばいいんじゃないかって。

でも、できなかった。

お母さんとお父さんからちやほやされるわたし。

それが嬉しかったから。

最近はもうお母さんとお父さんがお姉ちゃんのことについて話すこともなくなってきていて、やっと自分に向いてくれたって思った。

そのかわりお姉ちゃんはどんどん暗くなっていった。



でもある日を境にかわった。


< 189 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop