わたしの願い
「んんっ」
「藍沢さん?」
自分が「まっていかないで」といったことは覚えてなく、手を握っている俺をみてすごく嫌そうな顔をした。
それにお姫様抱っこされたなんて知ったから藍沢さんはどんどん不機嫌になっていって。
「余計なこと、しないでください」
でもそういわれたときは正直意味がわからなかったんだ。
どうして藍沢さんがそこまで不機嫌になるのか。
俺のことがよっぽど嫌いで、触られたくもなかったのかなとか。
でも、その予想は大きくはずれた。