年上に恋をして
「龍斗みたいな、スッゴい物じゃあ、無いんだけど……」


語尾が消え入りそうなほど、小さくなったカレン。


カレンがくれた、クリスマスプレゼントは、俺の好きなブランドのマフラーだった。





「ありがとう。」


そう呟いて、またギュッ抱き締めた。



こうして、クリスマスは、終わった。


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