可愛がりたい、溺愛したい。



「そうだよ〜!さっきからわたしのほう見ずに、ずーっと帆乃ちゃんのほうばっかりでさ!ちゃんと教えてよ三崎くん!」


「はぁ?やだ、涼介代わって。
ってか、僕の帆乃とそんなくっつかないで」



「お前なぁ。俺にまで嫉妬するのやめろよ。
頼むから俺の代わりに理系の科目を明日香に教えてやってくれ。

俺はお前みたいに理系そこまで得意じゃないから」


2人の真ん中にいるわたしは何も言わず、黙々と教材とにらめっこ。



「はぁ……めんどくさい。
帆乃に教えるならやる気出るのに」


「帆乃ちゃんじゃなくてもやる気出して〜!」



結局、依生くんはなんだかんだ文句を言いながらも、きちんと明日香ちゃんに勉強を教えてあげていた。


わたしも、もちろん花野井くんに教えてもらいながら、時間はあっという間に過ぎた。

< 132 / 360 >

この作品をシェア

pagetop