私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『昨日、恭香ちゃん休みだったね。どこか出かけたの?』


一弥先輩、真っ直ぐ私を見てる。


先輩の笑顔…


心から癒されるんだ。


その笑顔が、いつまでたっても頭から離れなくて…


頭の中に接着剤で貼り付けられたみたいに…


この人を忘れられたら…どんなに楽だろう。


やっぱり、忘れるとか、忘れられないとかって理屈じゃないんだ…


私、本当…ダメだな…


朋也さんに、告白されても返事出来ないままで…


一体、これからどうしたらいいんだろ。


自分の気持ち、コントロールなんて出来ないよ。


本能が赴くままに…私は、いつかどちらかをちゃんと選べるのかな…


たいした顔じゃない私が…


こんないい女みたいなセリフ…


似合わないし、申し訳なくて、胸が痛くなった。
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