私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
『何をどう誤解してるの?僕と菜々子が別れたのは、恭香ちゃんがどうとかって言うんじゃないよ…』


一弥先輩、さすがに少しイライラしてる…


険悪なムードが流れる。


嫌だなぁ…こんな雰囲気。


なのに、梨花ちゃんは、クルクルしたパーマを指で触りながら、


『一弥先輩が、菜々子先輩と付き合ってるんだって、見ててすぐに気づいちゃいました。この2人なら、美男美女で仕方ないなぁ~って思ってたのに…一弥先輩と恭香先輩、いっつも仲良くて~何か見てて恭香先輩痛いなぁって』


甘えたように…嫌味っぽく話す梨花ちゃん。


『私は、一弥先輩とは今まで通り、普通に話してるだけだよ。特に仲良くなんてしてないから。私も2人が付き合ってるのわかってたし、お似合いだって思ってたし。邪魔しようなんて、そんなこと…思うはずないから』
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