私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
3人の時間
私と、朋也さんと、一弥先輩。


不思議だ。


少し前には、こんなこと、想像も出来なかった。


一弥先輩にフラれた私と、朋也さんに強引にされて困ってた私だったのに。


2人は今、私の大切な存在になってる…


今でも、信じられないことだよ…


ありきたりの言葉で何度も思う…2人とも、本当にカッコよすぎるって。


私服姿なのに、とっても素敵で…


こんな2人の横に、ちっちゃい私。


恥ずかしい。


きっと、不釣り合いにも程があるよね。


『運転、途中で代わるから』


一弥先輩が、朋也さんに言った。


3人での視察…と言う名の小旅行。


『ありがとう。頼むよ』


そんな単純なやり取りでさえ、クラクラする程に眩しい。


これは、まるで、目の前で繰り広げられる恋愛ドラマなの?


だとしたら、私はただのスタッフ…だよね。


こんなの、ずっと耐えられるかな…


車に乗ってから、ずっとドキドキしてるんだ。
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