私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
よくわからなかったけど…


気がついたら私は、本宮さんの手を振り払って走り出してた。


周りの人達もこのやり取り見てたかな?


嫌だよ、一弥先輩にどう思われたんだろう。


本宮さん、強引過ぎるよ…


でも…


やっぱり、腕を掴まれて、ほんの少しだけドキドキしてる自分もいたんだ。


スーツ姿でカッコよすぎる本宮さんが、昨日とは違ってキラキラして見えたから…?


私、一体どうしちゃったのかな…


きっと、一弥先輩にフラレて寂しいんだよ…


だから、他の人を見て、ちょっとときめいたりして。


一弥先輩を忘れたいのに忘れられない気持ちと、本宮さんの強引さに振り回されてる自分に、もうわけがわからなくなってる。


今夜…


本当にどうなるんだろ…


私は、頭の中を、必死に仕事モードに切り替えながらミーティングルームに向かった。
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