私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!
以前の俺は、黒髪短髪で少しヒゲもあって、眼鏡をかけてたから、今とは雰囲気もずいぶん違うんだろう。


恭香はあの時の俺だとは、全く気付いていないみたいだ。


俺は、生まれて初めて…


一目惚れ…をした。


話したわけでもない彼女に…


ただ、恭香の優しい笑顔に…


俺は、惹かれてしまったんだ。


でも…


俺は昔から、上手く女性に話しかけられないところがある。


そのせいで恭香には怖い人だと思われてる…だろうな。


早くに母を亡くして、そう言うことを感覚的に教えてくれる人が居なかったからなのか…


今、強引に恭香にアタックして、一緒に住むようになったが…


俺の本当の想いは、まだ何も言葉に出来ていない。


したくても、出来ない…


情けない男だ。


恭香に…


いつかはちゃんと、好きだって…


言わないとな。


結婚も、もちろん考えている。


俺は恭香と暮らして、二人でもっといろんな世界を見たい。
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