好きになるには理由があります
「おごってやる」
と陽太が言い、深月の分もお金を入れてくれた。
百円をポイ、と入れて、三方に置いてあるおみくじを一個取る、という非常に原始的なシステムのおみくじだ。
「性善説の上に成り立ってるよな、これ」
とむき出しのおみくじが載っている三方を見ながら言ったあとで陽太は、
「よし、一緒に取るぞ。
せーのっ」
と言う。
掛け声につられ、深月も同時に取った。
「見るなよ」
と言いながら、陽太はおみくじを手に後ずさる。
「なんでですか……」
と深月が言うと、陽太とは違うところから返事があった。
「恋愛運に都合の悪いことが書いてあったら、闇に葬る気だろ」
「何故わかる……」
と陽太が清春を振り向く。
と陽太が言い、深月の分もお金を入れてくれた。
百円をポイ、と入れて、三方に置いてあるおみくじを一個取る、という非常に原始的なシステムのおみくじだ。
「性善説の上に成り立ってるよな、これ」
とむき出しのおみくじが載っている三方を見ながら言ったあとで陽太は、
「よし、一緒に取るぞ。
せーのっ」
と言う。
掛け声につられ、深月も同時に取った。
「見るなよ」
と言いながら、陽太はおみくじを手に後ずさる。
「なんでですか……」
と深月が言うと、陽太とは違うところから返事があった。
「恋愛運に都合の悪いことが書いてあったら、闇に葬る気だろ」
「何故わかる……」
と陽太が清春を振り向く。