好きになるには理由があります
「いいじゃないのよっ。
人妻だろうと、イケメンを近くで眺める権利はあるはずよっ。
っていうか、あんたも彼氏居るじゃないのっ」
と二人は揉め始める。
清春はそこは軽くスルーして、ちょうどやってきた則雄に訊いてみた。
「ノリさん、深月知らないですか?」
「ああ、遅れてくるみたいだぞ。
そうそう」
と則雄はにんまり笑い、
「舞い手、見つかりそうだぞ、清ちゃん」
と言ってくる。
「そうなんですか?」
と訊くと、則雄は、
「深月の彼氏がやってくれそうだった」
と言う。
……深月の彼氏、とは誰だ、と思う清春の前で、まだ律子と万里は、
「万里っ、あんた、もともと茶髪のくせに、髪黒くしてんの、清春の神社に嫁に行くつもりだったからでしょ?
もうやめなさいよっ」
「いいじゃないのよ。
似合うんだからっ」
と揉めていたのだが、
「深月の彼氏ってなにっ?」
と二人同時に身を乗り出してきた。
こういうときは息が合ってるな、とつい思ってしまう。
人妻だろうと、イケメンを近くで眺める権利はあるはずよっ。
っていうか、あんたも彼氏居るじゃないのっ」
と二人は揉め始める。
清春はそこは軽くスルーして、ちょうどやってきた則雄に訊いてみた。
「ノリさん、深月知らないですか?」
「ああ、遅れてくるみたいだぞ。
そうそう」
と則雄はにんまり笑い、
「舞い手、見つかりそうだぞ、清ちゃん」
と言ってくる。
「そうなんですか?」
と訊くと、則雄は、
「深月の彼氏がやってくれそうだった」
と言う。
……深月の彼氏、とは誰だ、と思う清春の前で、まだ律子と万里は、
「万里っ、あんた、もともと茶髪のくせに、髪黒くしてんの、清春の神社に嫁に行くつもりだったからでしょ?
もうやめなさいよっ」
「いいじゃないのよ。
似合うんだからっ」
と揉めていたのだが、
「深月の彼氏ってなにっ?」
と二人同時に身を乗り出してきた。
こういうときは息が合ってるな、とつい思ってしまう。