焦がれる夜に、あなたのキスを。【完】番外編更新

颯爽とドレスを靡かせ成宮さんのもとへ戻っていった。

言葉の端々から伝わってくる自信。

お互いが大切な存在っていうことは嘘じゃないはず。

それは成宮さんの雰囲気からも感じ取れた。

……つい最近まで成宮さんと距離が縮まったかもなんて思ってた自分を消したい。

彼女はいないって言っていたのも、わざわざ正直に応える必要がないから。

大人なんだから全部言うわけがない。

必要な嘘をついて、面倒なことを躱していく。

琴美が言ってたこと、正しかったのかもしれないね。

これ以上ここにいたってカクテルもタルティーヌも味が分からない。

それに2人の仲睦まじい姿を見続けるのは嫌だ。

< 130 / 242 >

この作品をシェア

pagetop