さよなら、Teacher
「ちょっと、これソフトドリンクじゃない!私が頼んだのは、カクテルよ」

苛立つエリカの声がして、ヒロはそちらを見た。
エリカは、飲み物を運んできたウェイトレスに文句を言っている。

「えーそうなんですかぁ?すみません、確認してきまぁす」


ウェイトレスがそう言っていると、通りかかったスタッフのパーカーを着た女性がエリカに歩み寄ってきた。


「あら、これで良いんですよ。
私共は未成年の方にアルコールの提供は出来ませんから」


競技用の水着に、スタッフパーカーを羽織った女性が、プールのヒロを見てにっこり笑った。


恵だった。



「いらっしゃい、ヒロくん」


ヒロは小さく笑ってプールから上がった。

「エリカ、大きな声を出すなよ。それで、いいよ」
「ヒロの知り合い?」
「オレのカテキョー」

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