キミの運命の人は俺じゃない
そんな話から一週間後、再び部長に呼ばれた俺は離島への二年勤務の異動をつげられた、、、、。

一度は行かなければいけない離島勤務がこのタイミングでまわってきたのだ。



再び対面した田島部長に深々と頭を下げる。


「離島への勤務がきまりました。

部長にお願いがあります。

長田先生の縁談、先日もお願いしたとおり、全てお断りしてください。

長田先生に近づく男を遠ざけくだい。

お願いします。


、、、お願いが聞き入れられないようでしたら、一緒に彼女を連れていきます……そうでなければ、辞表をださせていただきます。」


大好きな彼女と再び会うのはそれから二年後、、、、28歳になり虎太朗の結婚式の招待状が手元に届いた時、俺は大学病院に戻った。
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