できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀
なんとか朝の支度を済ませた桃は司の運転で会社に向かった。

その車の中でもすぐに眠りにつく桃に司は心配でしかたない。

「無理はするなよ?なんかあったらすぐ連絡しろよ?」
「うん」
「これ。ゼリー飲料と飴とくだもの。食べられるときに食べるんだぞ?」
「うん。行ってきます。」
司から渡されたコンビニの袋を鞄にいれて桃は会社へむかった。少し痩せた桃の後ろ姿を見ながら司の心配はつのった。
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