年下幼なじみにずっと愛されてました




「これで進展しやすくなっちゃったよー?もうガッとくるよ、こうなったら。」


「結衣っ…!」


にやにやしてる結衣に飛びかかる勢いで抱きつく。

結衣が助けてくれた。…私、何も言わなかったのに。



「結衣っ、ごめんね。…ありがとう。」

「私の大事な親友だもん。でも、全部から守れなくてごめんね。辛かったよね。」

「ううん。結衣がいてくれたから辛くなかったよ。」

「何、言ってんのー。」


本当我慢強いんだから。と優しくよしよししてくれる結衣に素直に甘える。



本当だよ。あの時も、結衣がいたから乗り越えられた…。








「うおー!この2ショットすごっ!」

「お似合いっすねー!」

「なんか言われるとしっくりくるよなー。」


佐倉先生が事後処理があることと、みんながバスケどこじゃないと悟った稜先輩が相談して、今日の部活は休みとなり、遥と並んでる姿をみんなに囲まれてる。



幼なじみだと言うことはないと思っていたから、緊張しているけど、隠し事がなくなってスッキリした気持ちもある。



「莉子!私帰るねー!また明日!」

「あっ結衣!本当ありがとう!」


清々しい表情の結衣は軽やかに輪から離れて行く。


「あっ!先輩!一緒に帰っても良いですか!」

「ん?誰?」

「バスケ部1年!沖田隼人!遥の親友です!」

「そうなんだ。七瀬くんとは違って元気だね。」

「あざす!」





やっと、あの時の傷が今日で完全に治ったような、そんな気持ちになった。



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