拝啓 元カレ上司サマ

さすがは若くてノリの良い課長は、あっちゅう間に、かつての県庁仲間を集め、必ず麗香を連れて来ることが条件だと、沙穂に言い渡した。

「課長…もしや…」

会社でも味方を作っておきたいと考えていた煌太は、沙穂を自陣営に加えることにして、一年前のことを掻い摘まんで話しておく。

「Σ(Д゚;/)/えええええええ」

そりゃ驚きますよね!煌太が麗香の元カレだとは思いもよらず、沙穂には寿命が縮む程の驚愕の事態であった。












< 21 / 496 >

この作品をシェア

pagetop