拝啓 元カレ上司サマ

そんな抜け殻のようになっている夫のことを、優希は妻としていついかなる時でも手伝って、何とか彼が過ごしていけるようにしている。

例えそれがお互いのためにならないとしても、煌太のためと言い聞かせて、誠心誠意彼に尽くそうと決めたからには、何としてもやり遂げようと優希は必死なのだ。

何せ、仮面夫婦でも死ぬまで一緒にいるつもりなのだから。







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