拝啓 元カレ上司サマ

「ハー、俺は何処まで馬鹿なんだ…」

少しでも顔が見られればという淡い期待も打ち砕かれて項垂れていた。

そこへこの営業所所長がやって来て、会議の議事進行に変更があると話し始めた。

煌太が変更箇所を確認してメモしていると、突然会議室に数人が入って来た。

何とそれは田上の御曹司と共にやって来た麗香達であった。

先程まで会いたくて会いたくて仕方がないと想い描いていた人物が、旦那を引き連れて登場したのだ。




< 224 / 496 >

この作品をシェア

pagetop