拝啓 元カレ上司サマ

頭痛の種


翌朝煌太が目が覚めた時、優希は既にベッドにはいなかった。

何だか眠りが浅かったのか頭痛も酷く、休日である今日は薬を飲んで休んでいようか迷うところだ。

一度記憶喪失を経験して、時々頭が痛むことが増えた。

何時もは鎮痛剤を飲めばスーっと引いていく痛みが、今回ばかりはそう簡単には治りそうもない。

何故なら、本当の意味で頭の痛い状況に陥っているのだから。

「あ~あ、どうすりゃ良いんだよ…」





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