拝啓 元カレ上司サマ
その男性は、取引先営業部の課長の立場にある人物だった。
43歳で名前を飯田優司といい、優希と名前が一字違いだ。
無料メールアプリで二、三度やり取りして、どうしてもお礼をさせて欲しいと再度申し出る。
相手の優司もそれならばと、一度会って食事でもという話しになった。
そして、イタリアンの店に二人して出掛けた。
この二人、話が合うと言うのか、意気投合するのも早く、イケナイことだとは分かっていたが、あっという間に何度も会瀬を重ねる仲になったのだ。