拝啓 元カレ上司サマ

週末の金曜日の夜、煌太は思いきって優希に話してみることにした。

何の話だろうと、優希は笑顔を浮かべて煌太が口を開くのを待つ。

すると突然、煌太が謝罪の言葉を口にしたのだ。

「優希、今まで本当に申し訳なかった。君に甘えて俺は何にも変わろうとしなかったんだ」

優希は何事かと思い、次に続く言葉を待つ。

すると彼が通勤に使っているバッグから茶色の大きな封筒を取り出して、優希に差し出した。




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