拝啓 元カレ上司サマ

これから優希と話し合うことがたくさんある。

結婚して以来、軌道修正する機会などいくらでもあったはずだった。

それに、優希は何時も煌太に寄り添い歩み寄ってくれていたのに、自分はそれのほとんどを拒否して、麗香との過去に拘っていたに過ぎない。

煌太は、優希が女盛りの大切な時期を無駄にさせたことを謝りたいと思っている。

例え謝罪の言葉を述べたとしても、優希の心には届かないかも知れないけれど。



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