拝啓 元カレ上司サマ

「岡谷君、異動先が決まったよ」

煌太はその上司に、面倒を掛けたことを詫びて、異動を受け入れた。

──*──*──*──*──

部署へ戻った煌太は、ちょっとと優希を廊下の隅に呼んで、異動のことを話した。

優希はすまなそうに顔を歪ませたが、それでも煌太に掛ける言葉を探した。

「色々ありがとう。どうか頑張ってね!」





< 314 / 496 >

この作品をシェア

pagetop