拝啓 元カレ上司サマ

麗香の運転で、黒のピカピカに磨き上げられたワンボックスカーは、滑るように走り出す。

宗也が元気な頃は、毎週末に家族揃ってあちこちに出掛けていた。

次男が生まれてから手に入れたこの車は、大概宗也が運転することが多かったのだが、普段の買い物の時や遠出をする時には、麗香もハンドルを握ることもあった。



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