拝啓 元カレ上司サマ

「お馬に乗るの」

と男の子達が騒ぐので、長男悠一郎は独りで王子様気分で、次男の幸二郎はパパと言うナイトを従えて、そして薫子は麗香とカボチャの馬車に乗り込んだ。

麗香は写真をパシャパシャ、それから動画も録りまくる。

本当は、今、この時を、子供達に残してやりたいと、必死であったのだ。

宗也も子供達も良い笑顔で、流れる涙を悟られないようにと、麗香は心のシャッターも切るのだった。




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