拝啓 元カレ上司サマ

今度こそ


麗香の子供達との初めての触れ合いの日から、煌太は心に決めたことがあった。

麗香に己の仕出かしてきた全てのことを謝罪し、少しずつでも距離を縮めていきたいと考えていたのだ。

それに煌太自身はサラリーマンであるので、いつ何時転勤になるやも知れないから、悠長なことはしていられない。

先ずは、麗香の叔父であるオーナーの信頼は得らているはずだ。

オマケに、あの3人の子供達からおじちゃんと呼ばれて、良い感じで接することに成功したような気がする……。




< 395 / 496 >

この作品をシェア

pagetop