拝啓 元カレ上司サマ

先日、偶然麗香の子供達と遭遇した煌太は、あの子達が自分に懐いてくれるのではという、淡い期待を持っている。

上2人の男の子はまだまだやんちゃで手が掛かるし、長女はとても幼くて、3人の子供達には父親が必要だ…と煌太は思う。

前の結婚で自分自身の子供を持たなかった煌太にとって、あんな可愛い3人もの天使達が麗香のチビさん達だというだけで、とても特別な存在のような気がするのだから不思議。

オマケに、長女の薫子からは、

「パパ、抱っこ」

なんて言われて、少しいい気分に浸っていたのだ。







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