拝啓 元カレ上司サマ

オーナーは煌太の目をじっと見て言った。

“ぶっちゃける”と、煌太は麗香と家族を作っていきたい思いも大いにある。

しかしながら、夫を亡くして一年の麗香の気持ちを考えると、時期早尚なのではないかという不安もあるのは事実だ。

けれども、オーナー夫婦の後押しもあって、徐々に麗香親子との接触を図ることとなった。

その第一歩が、子供達を手懐けよう作戦であった。



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