Spring -盗撮-
「もう1度お伝えします。
君は明日から広報部 地域PR課へ異動してください。」
「・・・・・・はい・・。」
「場所はこの封筒の中に記載がありますので確認しておいてください。
それから部屋の鍵も一緒に入ってるので・・無くさないでね。」
「鍵・・・?
地域PR課はともかく、
広報部ってあの13階にある部署ですよね?
なんでわざわざ・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
「いいか神野・・・。」
「・・!?」
背筋がゾクッとした。
俺の事を初めて“君付け”ではなく、
“呼び捨て”で呼んだ平松刑事部長。
一瞬にして蛇に睨まれた蛙のようになった。
「周りの同期や知人に何か聞かれたら、
“広報部 地域PR課へ異動した”
と言ってくださいね。」
「・・・・・・・・。」