Love is GAME
それから仕事はなぜか、手につかなかった。

今日で、彼とはお終い。

結局SEXもできなくて、京太郎との賭けは負けた事になるけれど、結婚できなくてもいい。

今は、京太郎の側にいたい。


「……さん、……恵さん。七恵さん。」

「えっ……」

茫然としていたら、彼が話しかけてきた。

「どうしたんですか?もうお昼の時間ですよ。」

「えっ、もう?」

私は時計を見た。

「そんなに仕事に没頭していたんですか?」

彼は、楽しそうに笑っている。
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