呪桜 キミ思フ

「きた……」

また、妖がきた。
怨霊は、ニタって笑うとあたしに近づいてきた。
1人ぐらいなら自分で倒せるかもと思った。
最初に狙われた日からタイミングが合えば、
駿に倒し方を教えて貰っていた。
父親譲りの才能があったのかあたしにも倒せるって分かったのだ。

今だ……。

そう思い、怨霊に向かって走り出した。
その時だった。
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