神様辞めます!~転生女神は平凡を望む~
少し離れて、挨拶の様子を見守っていると、そっと寄ってきた人に気づいて顔を上げればそこには第一王子のジグル王子と第二王子のサフル王子がいた。
私は慌てて、礼をしようとするとジグル様が片手を上げて止めてきたので、元の姿勢に戻った。

「今日はアマンダのためにきてくれてありがとう。しかもあの子の最後の無茶ぶりにも答えらくれたんだったね。兄として礼を言うよ、ありがとう」

そんなジグル様からの言葉に、私は恐縮しつつ返事を返す。

「身に余る光栄ですわ。私は友人であるアマンダ王女のお願いを叶えるすべを持っていたから、それを駆使しただけですもの」
ニコッと笑って返すと、ジグル様は柔らかく微笑んで言った。

「うん、君たちは本当に仲が良かったからね。ありがとう。君が義妹になる日が楽しみだよ」
そう言うと、おふたりも王族が貴族をもてなす場へと向かっていった。

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