たとえ君が消えたとしても
本を読み終わると、もう昼頃だった。


これからあの教室に行かなければいけないと思うと、憂鬱になった。


できるならこのままサボりたいけど、これ以上内申が下がるといけないから、渋々教室に戻る。


今は成績でギリギリカバーしているけど、さらに下がったら、受験資格も得られない。

カバンから購買で買ったパンを出す。袋を開け、一口食べようとすると、ふと
視線を感じた。


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