たとえ君が消えたとしても
私はどこでも裏切り者か、と、内心で苦笑する。


仕方なく、人がいない屋上に向かう。もうすぐホームルームが始まるけど、気にも留めない。


私は、学校中からイジメを受けている。聖羅の元姫。それがイジメの原因だ。


かといって、自分から出ていったわけじゃない.追い出されたのだ。


学校でいつも一人でいる私に、ユウキが声をかけてきた。半ば強制的に倉庫に
連れていかれて、姫になった。


< 9 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop