センセイとシアワセな時間
音楽室は旧校舎2階の1番奥にあって、新校舎3階にある教室から休み時間のうちに移動するのは一苦労。
「はい、はじめるよ〜、、」
初めて聞くセンセイの声。
号令が終わると、センセイは後ろを向いて黒板に名前を書いた。
そのまま座って、ピアノの演奏を始めた。
なんの曲だったか覚えてないけど、ベートーヴェンみたいなクラッシックの曲だったような気がする。
「、、、」
演奏が終わって話し始めるのかと思ったが、
なかなか話し始めない。
「、、、今弾いた曲は、、、」
コウセンセイは吃音症で流暢に話すことが出来ない。
音楽の先生なのに、なんか不思議。
かっこよくないし、高身長じゃないし、ネクタイのセンスも良くないけど、なんかいい。
「レイ、わたしコウセンセイスキかも」
帰りの廊下でわたしはそんなことを口にしてしまった。
「はい、はじめるよ〜、、」
初めて聞くセンセイの声。
号令が終わると、センセイは後ろを向いて黒板に名前を書いた。
そのまま座って、ピアノの演奏を始めた。
なんの曲だったか覚えてないけど、ベートーヴェンみたいなクラッシックの曲だったような気がする。
「、、、」
演奏が終わって話し始めるのかと思ったが、
なかなか話し始めない。
「、、、今弾いた曲は、、、」
コウセンセイは吃音症で流暢に話すことが出来ない。
音楽の先生なのに、なんか不思議。
かっこよくないし、高身長じゃないし、ネクタイのセンスも良くないけど、なんかいい。
「レイ、わたしコウセンセイスキかも」
帰りの廊下でわたしはそんなことを口にしてしまった。