*SOUZI*
この日から、慎太郎と沖田の関係は、より深くなった


労咳であることも打ち明けた



悔しがると同時に
「俺が治してやる!!!」

沖田の為に意気込んだ


巡察、非番、寝食全て一緒に過ごすようになり、その仲の良さには
幹部らが呆れる程だった














桜の木が蕾を付け始めた頃




慎太郎は、機嫌が悪かった
「なんで文が1つも来ないんだ!!!」

「知らねぇよ」

出会った頃は、上司だった為、敬語だった土方も慎太郎の扱いがわかった

「隠れているならわかるが!
春に帰って来るって言ったのに!!
桜が咲くじゃないか!!!」

「そうだな」

「いつ帰るんだ!!!」

「そろそろじゃねぇか?」

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