Top secret
「私、豊臣秀吉の側室なの。」
「秀吉!?すごいじゃーん!さすが茶々ちゃん!!」
「本当の美女と野獣じゃん!!秀吉って猿っしょ?」
「ミヤビ。バカだと思ってたけど賢いのぉ。」
「あれ?でも側室って本妻じゃなくて愛人じゃね?」
「私は側室という名の本妻よ。」
「超かっこいー!さすが茶々ちゃん!」
と私が茶々様の頭ポンポンとすると、茶々様はうっとりしていました。
ミヤビさんも茶々様に頭ポンポンとして。
「超かっこいー!さすが愛人!ねえ乾杯しよ!猿の愛人に、カンパーイ!!」
と言っていました・・・。
「わーい!カンパーイ!正妻にこどもがいなかったから私が産んだ秀頼は天下人になったんだから。」
「すごーい!!苦労が報われたんだね。」
と私が茶々様の頭をなでるとはずかしそうに
「父上・・」
と耳元でささやき肩に寄りかかって甘えてきたのがすごくかわいかったです。
ミヤビさんの方を見てみると、何か考えごとしてるなと思いました。
「茶々ちゃんって妹いる?俺接客したかも。」
「初と江のこと?」
「たぶん江ちゃん!!女の子って感じの気品があるお姫様で、京がつく名前の人と結婚したこ!」
「江じゃなくて初!!まったく!」
「ごめんねー。許してほしいなー。」
「しょうがない。かわいから許す。」
と タバコを取り出す茶々様。
「あざーっす!」
ライターを取り出し茶々様のタバコに火をつけたミヤビさん。
「ありがと。今日はすごく楽しかった!今度は初と江と一緒に来てカイルとミヤビ両方指名するわ。」
そこへまたジョーさんが乱入してきました。
「じゃあ俺も指名してくれよ茶々ちゃん。」
と茶々様の後ろから抱きつきました。茶々様はジョーさんを振り払い
「誰?図々しい。」
「ふざけんな!!なんでしらねんだよ!つーか秀頼ってほんとに秀吉の子か?」
「別に誰との子でも関係ないでしょ?愛がなくても側室になれるし肉体関係になれる。秀吉が私の父母と義理の父の命を奪ったんだから仕方のないこと。」
「やっぱり傾国の美姫!傾城!!痛っ!!」
茶々様はジョーさんを平手打ちして帰っていきました。
「あはははっ!!超ウケる!!」
と 指差して爆笑するミヤビさん。にイライラが募るジョーさん。
「ミヤビ!!あれ?どこ行ったあいつ!!カイルも逃げやがって!!」
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