Top secret
「私は第14代国王・宣祖(ソンジョ)の第二王子・光海君(クァンヘグン)様にお仕えしていました。」
「王子様にお仕えとかすごーい!もしかして隠れてつきあってたとか?」
「…詳しくは言えないけど、そういう噂もあった。」
「やっぱりー!」
「でも私、クァンヘグン様のお父様の女だったから。」
「え!?王様エロいー!!クァンヘグン様とはどうなっちゃったの?」
「生涯お仕えすると決め、クァンヘグン様を王にするために奔走しました。」
「すごく健気だね。偉い偉い!」
と頭ポンポンとするとゲシ様は恥ずかしそうに笑みを浮かべました。
「クァンヘグン様が日本でいう世継ぎ、世子(セジャ)ではあったけど、明国が側室の子は王にしない。正室の子である永昌大君(ヨンチャンテグン)が王にふさわしいとか言いやがって!!」
「なにそれ!明国なに言ってんだよ!!無視して即位しちゃえば?」
「うん、そうした!」
「いえーい!!」
とハイタッチ。
「王妃様からヨンチャンテグンを引き離して殺して、王妃様と王女様も幽閉しちゃった!」
「悪ーい!!」
「ふふふっ!クァンヘグン様のためなら私、なんでもします。」
「深ーい!!深い愛だね!!クァンヘグン様、ゲシちゃんがいたらすっごく心強いと思うよ。」
「そう?」
「そうだよ!王は孤独って言うじゃん?」
「(賢いだけじゃなくてやさしい…。)ありがとう。クァンヘグン様に会わせてあげたいくらいカイルは忠臣て感じね。」
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