偽のモテ期にご注意を
置鮎からは、たまに連絡が来るので、返す事は有るが、沢城から連絡したり電話はしない
仕事の邪魔をされたくないだろうと思っての事だ。
ただ、琥珀に行く時は連絡が欲しいと言われているので、悩んだが連絡を入れてみる。
『急だしこんなメール迷惑よね』
ギムレットを飲みながら、メールを送信して、スマホを鞄に戻す。
ため息と共に持ち帰った仕事が気になるが、仕事を忘れる為に琥珀に来ているのだからと思い直して、次のカクテルを頼む。
何度かそんな事を繰り返してしまい、美味しく飲めない。
『はぁ。今日はもう帰って仕事をしてしまおう』
そう思い、マスターに声をかけようとした時、入り口のドアが開き、置鮎が入って来た。