張 瑞癒
王様のお仕事のお手伝いは紙を用意し、すずりで墨を擦ることでした。
王様と会話がなくても、政務をこなすお姿を見ているだけで瑞癒は幸せでした。

しかし、王様の愛をひとりじめ状態の瑞癒に御側室たちは嫉妬していました。
特に実質的な正妻の周貴妃(シュウキヒ) 様とその姪の西美人(セイビジン)様。
そして本当は西美人 様と仲がいいが瑞癒と仲がいいふりをわざとしている南美人(ナンビジン) 様です。

瑞癒はそんなこと何も知らず、大好きな南美人様になんでも話していました。
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