東大寺 瑠璃子
奇行
秀姫様のお部屋で上様は、秀姫様と瑠璃子姫に挟まれごきげんです。
「上様。瑠璃のことお気に召しましたか?」
「あぁ。秀姫も瑠璃のこと気に入っておるのだろ?」
「えぇ。とっても!」
「うれしゅうございます。」
ほほえむ瑠璃子姫に癒される秀姫様と上様。
「今宵はお美偉ではなく瑠璃をお召になりますか?」
「そうする。」
秀姫様は満面の笑みに。
「上様、秀姫様と3人でご一緒したいです。」
「3人で!?」
「お美偉の方と秀姫様、上様の3人がよろしいですか?」
「絶対嫌じゃ!!」
「ははははっ!おもしろいことを言う女子じゃ。瑠璃、そちの望み叶えてやろう。」
「ありがたき幸せ。」
瑠璃子姫は上様に土下座をしてお礼を言いました。
< 20 / 28 >

この作品をシェア

pagetop