先生。
それに、私の目線に合わせるように座る



「頑張れ…頑張れ…よしよし…
痛くないよ…痛くない…」



まるで、子供をあやすように言う。



こんな声初めて聞いた。



多分、学校では出さないような



優しく、甘めな声。



私はひたすら痛みに耐えながら先生の手を



強く握る。



「せん…せ、たす…けて…」



もう、泣き続けたせいで枕はグッショリ。



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